2012年5月18日金曜日


映画中ペアダンス重要度:★★★★


1977年アメリカ
出演:ジョン・トラボルタ、カレン・リン・ゴーニイ
監督:ジョン・バダム
119分

--

OP [→Go YouTube]

歴史に残るダンス映画『Saturday Night Fever』。
といっても私は世代的にも異なり、映画もTVでなんとなく見たことがある程度。
改めてDVDで見返してみると、いろいろと面白かった。

というのも私が通うダンス教室では、「ハッスル」という種目があるのだ。
このハッスル、普通の社交ダンスでは踊られない種類のダンスだが、アメリカンスタイル社交ダンスのJSDCでは普通に踊られれている。
ハッスル(Hustle)は、ディスコダンスの1つで、集団で踊る(ラインダンス)もあるようだが、私たちが習っているのはペアダンスとしてのハッスル。

2012年5月16日水曜日


友利花 関西初ライブ 「空の歌」に行って来たよ〜。

時は2011年9月24日。
関東では仁後さん、下田さん、長谷川さん、浅倉さんが公開録音を行っているのと同じタイミングで、
大阪では友利花さんのライブが行われていた。

まず大前提である。
友利花さんとは、初代雪歩声優である長谷優里奈(落合 祐里香)の双子の姉である!
そういうことだ。お察しください。
でも、愛称は「ゆりしー」で通りますので問題ありません。

会場となったのはBodaiju Cafe (ボダイジュカフェ)というお店である。
「日本一アーティストが集まるエンターテイメント カフェ」と銘打って、
発表の場所がなかったり、発表するのにお金がかかったりで、発表の場がないアーティストを全面応援するお店。

さて、会場に入るとまずはサイン入りの写真の販売と、震災復興への募金活動がありました。

写真を見る限り、
やっぱかわいいな!こんちくしょう!
5枚入りの写真だけど4枚だけ公開。

会場のイメージはこんな感じ。
ステージといっても一段高いだけ。
お店の椅子を並べた席の3列目に座ったのですがやっぱり近い。

▼開幕

開演時間をちょっとすぎたぐらいからライブが開始。
BGMが鳴り止んだ静寂の中、
コツコツコツとブーツの音を鳴らしながら友利花さんが左のほうから入場。
この静寂感が緊張を生む。

▼幸福のアオイトリ

曲の前に短めに本の朗読。
サン=テグジュペリ「星の王子様」より、
「大切なものは、目に見えない」という一遍である。
ゆりしーの世界観はだいたいここにある。

そこから曲に入る。
曲はピアノだけの伴奏にゆりしーの声をのせたものだ。
最初に好きになったのは声。
ゆりしーの歌声が聞くことができてすごく感慨深い。

ゆりしーの曲はだいたい最初にガツンとネガティブな言葉が入る。
何かを亡くして、そこから立ち上がっていく、
それこそ、「大切なものは、目に見えない」ということに気付いて、
強く生きようという意思が見えてくる・・・・という流れだ。

(やっぱりアイマス曲とは間逆であり、最初にネガティブな言葉が入るのは聞いてるほうもつらいとは思う。)

歌声は、うまくなっていた!
アイマス後期から声の出し方が変わったといわれてきたが、
その声の出し方もできあがってきた。
ちょっと儚いけれど、力強さがある声。
「幸福のアオイトリ」のPVでも歌声は聞けますが、力強さが足りなくて悲しさのほうが強いわけだが、
生で聞く歌声には力強さが加わって
歌に説得力が出てきている。

あと、ブレス音がきこえてくると、やっぱりゆりしーだなぁと思います。

あ、サイリウム振ったりとかはまったくなかったです。

▼トーク

ゆ「こんにちは、はじめまして〜。入場してきた時にものものしい雰囲気でちょっと威圧されて緊張してしまいました。」
うん、入場時にあんだけ静寂だったのはここ最近記憶にない。
やはりゆりしーが相手だけに緊張した。。
ゆ「大阪だからかな、はじめての方が多いみたいですが、大阪の近くの人は?」
挙手が半数ぐらい。
ゆ「もっと遠くの方はみえますか?」
観客「東京!」
ゆ「あ、見覚えのある方ですね。」
観客「広島!」
ゆ「広島といえば、もみじまんじゅうですね。」
こんな感じで出身地確認の後に、
1曲目「幸福のアオイトリ」の説明と、星の王子様の説明。
i tuneで手に入ります。

▼あい色の花

2曲目も同様にピアノ曲。
ゆりしーの歌声が一番生きてくるのはこのような曲調ってことなんだろうなぁ。
まさに「聞き入る」という状態。
それに、ゆりしーの視線って、どこかうるうるしてて儚げなのも心に響く。

あい色の花は、アジサイの花のこと。
アジサイは紫陽花と書くのですが、元は集真藍と書いていた。
そこで、藍を愛にかけて、真の愛が集まる歌、という意味合いの曲なのだが、
やはり基本、失恋してから立ち直っていく歌である。

2012年5月14日月曜日


今日は隣町までジーンズを購入しに行きました。あと、UTでAndy Warholのやつと、Concordの

やつが出てるので、それも購入しました。Wranglerの細身のやつが好きなんだよねー。ちょいと

ヴィンテージっぽい色合いのやつで、なかなかいい感じです。んでもって、帰りの電車でiphone

でNAVERまとめ(これ、暇つぶしにはめっちゃ便利です)を読んでたら面白そうなのがありました。

会社や電車で読まないほうが身のためw) 確かに文章で何かを伝えるのって難しいんですけど、

いくらなんでもこれはひどいw まー、時間がある方は読んでみてちょ。腹筋崩壊間違いなしw

さて、音楽・映画・書籍・漫画などの各書庫がそれぞれ90記事を超えてきました。映画は1監督

1作品、漫画も書籍も1著者につき1作品、ってなスタンスですので、音楽記事ももう90組以上の

アーティストを紹介してきたわけですよね。んでも、まだまだ紹介していない方が山ほどあって、

今回は「あれ?今まで紹介してなかったっけ?」なThe Rolling Stones記事です。

2012年5月13日日曜日


★往復エアカナダ利用!
★ナイアガラ観光では、霧の乙女号に乗船します!
★空港~ホテル間 往復送迎付!

★ナイアガラ滞在中は朝食付!

2012年5月11日金曜日


設計者

日本総合建築事務所

完成年

1974年

客席数

622席

室容積

5,450m3

残響時間(満席/500Hz)

1.8秒

設計者

前川国男建築設計事務所

完成年

1982年

客席数

1,813席

室容積

19,400m3

残響時間(満席/500Hz)

2.0秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

岡田新一設計事務所

完成年

1984年

客席数

1,002席

室容積

12,900m3

残響時間(満席/500Hz)

2.5秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

日本総合建築事務所

完成年

1985年

客席数

750席

室容積

9,100m3

残響時間(満席/500Hz)

1.9秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

磯崎新アトリエ

完成年

1987年

客席数

511席

室容積

6,000m3

残響時間(満席/500Hz)

1.4秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

安井建築設計事務所

完成年

1986年

客席数

2,006席

室容積

21,000m3

残響時間(満席/500Hz)

2.1秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

槇総合計画事務所

完成年

1988年

客席数

490席

室容積

4,500m3

残響時間(満席/500Hz)

1.4秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

丹下健三・都市・建築設計研究所

完成年

1989年

客席数

1,504席

室容積

15,000m3

残響時間(満席/500Hz)

1.2〜1.7秒

設計者

磯崎新アトリエ

完成年

1990年

客席数

680席

室容積

7,100m3

残響時間(満席/500Hz)

1.6秒

Fact Sheet(.pdf) [Concert Hall ATM]

Fact Sheet(.pdf) [ACM Theatre]

設計者

芦原建築設計研究所

完成年

1990年

客席数

1,999席

室容積

25,300m3

残響時間(満席/500Hz)

2.1秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

芦原建築設計研究所 アール・アイ・エイ設計・監理共同企業体

完成年

1991年

客席数

2,001席

室容積

17,700m3

残響時間(満席/500Hz)

2.0秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

アール・アイ・エー

完成年

1992年

客席数

746席

室容積

6,300m3

残響時間(満席/500Hz)

0.8秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

佐藤総合計画

完成年

1992年

客席数

1,318席

室容積

12,500m3

残響時間(満席/500Hz)

1.8秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

大野仰一+柴滝・松本・ノア・鳳共同企業体

完成年

1993年

客席数

600席

室容積

6,800m3

残響時間(満席/500Hz)

1.7秒

Fact Sheet(.pdf)

設計者

石井和紘建築研究所

完成年

1993年

客席数

720席

2012年5月10日木曜日


Q1 HSMで一番好きな曲は?
Bop To The Top

Q2 HSM2で一番好きな曲は?
You Are The Music In Me

Q3 HSM3で一番好きな曲は?
JUST WANNA BE WITH YOU

Q4 その中でも一番好きな曲は?
JUST WANNA BE WITH YOU

Q5 その理由も教えてください!
ふつーに好き!

Q6 HSMで一番好きなシーンは?
みんながスターのシーン♪

Q7 HSM2で一番好きなシーンは?
All For Oneのシーン♪

Q8 HSM3で一番好きなシーンは?
一番最後みんなで踊るところ!

Q9 その中でも一番好きなシーンは?
 3かなあぁw

Q10 その理由も教えてください!
 音楽も好きやし!ダンスも好き

Q11 HSMシリーズ3作品で一番好きなのは?
 やっぱ映画かな

Q12 その理由も教えてください!
 なんとなく一番笑

Q13 日常生活で思わずHSMの曲を口ずさんでしまう瞬間はいつですか?
 CD聞いてるときちゃう?

2012年5月8日火曜日



= 覚え書(14) =

通念の定冠詞


 今回から、「通念の定冠詞」を中心に扱います。まず、「通念の定冠詞」とは何かということですが、関口存男氏の『定冠詞』に次のような説明があります。
「定冠詞の機能には、その次に来る名詞によって表示された概念が、なんらの規定をも要せずして一概に明瞭であるという意味において、話者にも聴者にも既知なるものと前提されてよろしいという事を暗示する場合がある。これを通念の定冠詞と呼ぶことにしよう。」

「或る一つの名詞を、それ以上何ら詳しい規定を要するまでもなく、単にその言葉によって暗示された含みの範囲で既に充分明瞭な概念、すなわち一概に"通念"として取り扱ったのだという意思表示が即ち通念の定冠詞である。」

総称表現


 通念の定冠詞は、便宜的にいろいろな種類に分けることができるのですが、今回は、いわゆる「総称の定冠詞」と呼ばれている場合を扱います。『現代英文法辞典』(三省堂)によると、「総称冠詞」は、「ある種族・種類に属するものの全体を表す、いわゆる総称名詞句に用いられる冠詞」と説明されています。ここでは、定冠詞に限らず、総称的な表現で用いられる不定冠詞や無冠詞も扱います。では、具体例を見ていきましょう。可算名詞の例です。

(1a)The bull terrier makes an excellent watchdog.(ブルテリアは素晴らしい番犬になる)『A Comprehensive Grammar of the English Language』(Longman)
(1b)A bull terrier makes an excellent watchdog.(同上)
(1c)Bull terriers make excellent watchdogs.(同上)
(2a)The beaver builds a dam. (ビーバーはダムを造る)『現代英文法辞典』(三省堂)
(2b)A beaver builds a dam. (同上)
(2c)Beavers build dams.(同上)
(3a)The madrigal is polyphonic.(マドリガル曲は多音声である)『同上』
(3b)A madrigal is polyphonic.(同上)
(3c)Madrigals are polyphonic.(同上)
(4a)The dog is a vigilant animal.(犬は用心深い動物である)『英語の冠詞がわかる本』(研究社)
(4b)A dog is a vigilant animal.(同上)
(4c)Dogs are vigilant animals.(同上)

以上のように、可算名詞の総称表現は、一般的に「the + 単数名詞」、「a + 単数名詞」、「無冠詞複数名詞」の3つがあります。可算名詞の場合、それ以外の表現は原則として使いません。例えば、「無冠詞単数形」は文法的に誤りであり、「the + 複数名詞」は「それらの…」という特定のものを指すことになります。そこで、3つの総称表現の特徴と違いは何なのかが問題となります。では、その特徴と違いを説明していきましょう。

総称の定冠詞


 まず、「the + 単数名詞」です。『現代英文法辞典』(三省堂)によると、この型は、一般的に強意的、文語的、抽象的であるとされており、主に、人間のタイプ、動植物の種類、複雑な技術的発明品・装置などの文化的産物、身体の一部や器官、一部の病名、楽器・ダンスの名称、衣服や習慣、レストランや代表的な店の名称、文芸部門、金銭その他の単位に言及する場合に用いられます。

(5)Each art has its own medium: the painter, his pigments, the musician, his sounds, the writer, words.(それぞれの芸術には媒体がある。例えば、画家には絵の具、音楽家には音、作家にはことばがある)『現代英文法辞典』(三省堂)
(6)The mouse fears cats.(ネズミは猫を怖がる)『同上』
(7)The pine is evergreen.(マツは常緑樹である)『同上』
(8)The telephone is useful to the businessman.(電話はビジネスマンに役立つ)『同上』
(9)She plays the guitar.(彼女はギターを弾く)『同上』
(10)The kilt was the invention of an English Quaker named Rawlinson.(キルトは Rawlinson という英国のクエーカー教徒の発明であった)『同上』
(11)The first half of the 19th century saw the dual die out.(19世紀前半に決闘はすたれた)『同上』
(12)The book, the play, the film are strong influences on our social life.(本、芝居、映画は我々の社会生活に強い影響力を持つ)『同上』

これらの文から分かるように、総称の冠詞が用いられるのは、通例、何らかの意味で一般化された主張を含む文であり、例えば、学問的定義、素朴な常識的定義、格言、あるいはその他の普遍的事実を確認する表現です。それには上記(9)のような個人の習慣的な行為も含まれます。関口氏は、このような文を「普遍妥当命題」と読んでいます。

総称の定冠詞を使わない場合


 では次に、総称を表す「the + 単数名詞」を用いることができない例を見ていきましょう。

(13)The lion is hungry.(そのライオンは腹を空かしている) 『現代英文法辞典』(三省堂)
(14)The door is open.(そのドアは開いている)『同上』
(15)The elephant stepped on my car.(その象は私の車を踏みつけた)『同上』

上記(13)から(15)は一時的なことなので、総称の意味にはなりません。また別の例です。

(16)× The book fills leisure time for many people.(余暇に本を読む人が沢山いる)『現代英文法辞典』(三省堂)
(17)Books fill leisure time for many people.(同上)

2012年5月6日日曜日


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2012年5月5日土曜日



●地震情報(東北地方太平洋沖地震多言語支援センター)
Informacoes sobre terremoto
(中国語) chines
(英語) ingles
(韓国語) coreano
(スペイン語)espanhol
(ポルトガル語) portugues
(タガログ語) tagalog
(ベトナム語) vietnamita
(タイ語) tailandes
(インドネシア語)indonesio
(やさしい日本語)
japones facil
(日本語)japones
情報元、信頼性あり。有用な情報。

●情報ポータルサイト(気象庁)
Site da Agencia de Meteorologia do Japao
(日本語) japones
(英語) ingles

●停電検索システム
Sistema de verificacao sobre o racionamento da eletricidade
(日本語) japones
(英語) ingles
Rolling Blackouts Area Search System
日・英。日本語だけでなく、ローマ字でも検索できて便利。
Basta digitar a cidade usando o alfabeto, pode ser util.

2012年5月3日木曜日


WHAT BASS?

ウッドベースについて基本的な所をエレキベース弾きの目から解説していきます。


ウッドベースの基礎知識
名称
歴史
歴史U
構造
ウッドベースを手にいれよう
手にいれるには
どこに買いに行けば良いか?
どんな楽器がいい?
エレクトリックアップライトについて

 通常ジャズ・ポップス界では「ウッドベース」と言う。最近「アップライト・ベース」と言う言い方もされるが、これはアメリカのミュージシャンが言い出したことのようだ。E.BASSが寝ている(横になっている)のに対する言い方なので、E.BASSのほうが一般的になった以後の言い方だろう。

 又、クラシック界では、「コントラバス」という。「ダブルベース」とも言うが日本ではほとんど使わない。が、なぜか教科書では、「ダブルベース」と書かれている。ちなみに、ドイツ語では「KONTRABASS」英語では「DOUBLEBASS」もしくは「CONTRABASS」だが、前者のほうが一般的のようだ。

 吹奏楽では「ストリングベース」もしくは「弦バス」。管楽器の中にいると弦楽器のほうが特別なのでわざわざ断らなくてはいけないらしい。ちなみに、この言い方はビッグバンドやダンスバンド、まれにジャズ界でも使われる事もある。

To TOP

2012年5月1日火曜日


  • The Great Gatsby
  • F・スコット・フィッツジェラルド
  • F. Scott Fitzgerald

ちょうどギャツビーへの好奇心が最高潮に達したころの土曜日、夜になってもかれの邸宅には明りを灯される気配がなかった――そして、かれの饗宴王としてのキャリアは、始まりと同様、よく分からないままに終わりを告げたのだ。期待も露にかれの私道へと入りこんでくる自動車が、ほんの少し留まっただけで、すねたように走り去っているのに、徐々にでしかなかったけれど、ぼくは気づきはじめた。病気かと思って、ぼくはかれに会いに行ってみた――ドアからは、人相の悪い見なれない執事が疑るようなようすで出てきた。

「ミスター・ギャツビーはご病気ですか?」

「いいや」しばらくして、遅まきながらの「そうではございません」を面倒くさそうに付け加える。

「ここしばらくお見かけしませんでしたのでね、ちょっと心配しているんです。キャラウェイがきた、そうお伝えください」

「どちらですって?」とぶしつけな問い。

「キャラウェイ」

「キャラウェイね。確かに。伝えておきます」

いきなり、かれは音を立ててドアを閉めた。

ぼくのところのフィンランド人家政婦から聞いたところでは、ギャツビーは1週間前にそれまでの使用人全員に暇を出し、代わりに、6人ほどを雇い入れたらしい。かれらは業者に買収されるといけないというのでウエスト・エッグ・ビレッジに出たことがなく、必要最低限の品物を電話で注文しているとのことだ。食料品店の使い走りはキッチンが豚小屋のようになっていると報じ、また、村落では、新しい面々はまったく使用人などではないのだという意見が広く流布していた。

翌日、ギャツビーから電話がかかってきた。

「どこかに行ってしまうつもり?」とぼくは訊ねた。

「いいえ、親友」

「使用人をみんな首にしたって聞いたけど」

「ゴシップを流さないような使用人が欲しかったのです。デイジーがしょっちゅう訪ねてきますからね――午後に」

あの広大な隊商宿全体が、デイジーの瞳に宿っていた否定的な想いを受けて、カードの家のように崩壊したというわけだ。

「ウルフシェイムから世話してやってくれと頼まれた人でしてね。みんな兄弟姉妹なのです。彼ら、前は小さなホテルを経営していました」

「なるほど」

かれが電話してきたのはデイジーに頼まれてのことだった――明日、ランチをご一緒にどうですか? ミス・ベイカーもおいでになるそうです。それから30分後、デイジーからも電話があり、ぼくがくるつもりだと知ってほっとしたようだった。何かが起きている。それでもぼくは、かれらがこんな機会を選んで一悶着起こすつもりだとは思えなかった――とりわけ、先日、ギャツビーが庭で見せた痛ましくさえあるような想いのたけをぶちまけるなどということはありえまいとぼくは思っていた。

翌日は焦げるような暑さで、この夏のほぼ最後にして、間違いなく最高に暑い一日だった。ぼくを乗せた列車がトンネルを抜け陽光の下に踊り出ると、昼時の煮えたぎるような静寂をうち破るものはといえば、ナショナル・ビスケット・カンパニーのサイレンの音ばかり。藁の詰まった座席はいまにも燃えあがりそうだ。ぼくの隣に座っていた女性は、しばらくの間、白いブラウスにだけ汗をにじませていたが、やがて、彼女が手にしていた新聞までもが指のところから湿ってきた。絶望したようなようすで猛暑に屈し果て、つらそうに悲鳴をあげる。札入れが床に落ち、乾いた音を立てた。

「やれやれ!」とあえぐように女は言った。

ぼくはうんざりしたように身をかがめ、拾いあげ、彼女に手渡した。腕をいっぱいに伸ばし、札入れの隅と隅とに指先をかけて。そうすることで、他意のないことを示そうとしたのだ――けれども、近くにいた連中はみな、その女性を含めて、一様にぼくのことを疑っていた。

「暑いですねえ!」と乗務員が見知った顔に言った。「なんて天気だ!……暑いですねえ!……暑いですねえ!……暑いですねえ!……暑いとお思いになりません?……暑いでしょう?……ねえ……?」

かれの手からぼくのもとにもどってきた定期券には、指の跡が黒々と残っていた。この暑さだもの、かれの口づけを己の血の通う唇に受けたがる者、かれの胸に己の頭を預け、かれのパジャマのポケットに汗をにじませたがる者などいるものか!

……ブキャナン家のホールを吹き抜けてきた微風に乗って、ドアの前で待っていたぼくとギャツビーのところまで、電話のベルが聞こえてきた。

「お車のボディ!」と執事が送話口にがなりたてている。「申し訳ありませんが奥様、私どもには手入れしかねてございます――今日の暑さではとてもではありませんが手も触れかねる次第で!」

かれが言っているのは、本当は、こういうことなのだ。「左様です……左様です……かしこまりました」

受話器を置くと、汗ばんだ顔を若干てらつかせながら、ぼくらのところにやってきて、ぼくらから固い麦藁帽子を受け取った。

「奥様は客間でお待ちです!」と叫ぶと、不必要にも、客間の方向を指し示した。こうも暑いと、余計な身振りなど、人並みに生命力をたたえている人間にとっては侮辱にも等しい。

窓の日よけが程よく室内に影を作っているその部屋は、暗く、涼しかった。巨大な寝椅子に寝そべっているデイジーとジョーダンは、まるで銀の偶像のようで、ぶんぶんと小気味よい音を立てる扇風機が起こす風ではためく、自分たちの白い服を抑えこんでいた。

「動けたもんじゃない」と2人揃って言った。

ジョーダンは、日に焼けた肌を上塗りするように白粉をはたかれた指先を、しばらくぼくの指に預けていた。

「で、かのアスリート、ミスター・トーマス・ブキャナンは?」とぼくは訊ねた。

と、かれの、無愛想な、くぐもったしわがれ声が、ホールの電話のところから聞こえてきた。

ギャツビーは、深紅の絨毯の真中に立って、魅入られたような眼差しであたりを見まわした。そんなかれを眺めていたデイジーが笑い声を上げた。甘やかな、心を湧き立たせるような笑い声を。と、その胸元から白粉の粉がほうっと立ち昇った。

「噂では」とジョーダンが言う。「いま電話の向こうにいるのがトムの女なんだって」

ぼくらは沈黙した。ホールから聞こえてくる声が苛立ちを含んで調子を高める。「じゃあいい。結局のところ、あの車はおまえに売らないことにする……是が非でもおまえに売らなきゃならんという義理があるわけじゃあないからな……こんなことでランチの邪魔をしてくれたんだ、一切我慢してやるものか!」

「受話器を置いての一人芝居よ」とデイジーが皮肉った。

「いや、そうじゃない」とぼくはデイジーに向かって言った。「あれは正真正銘の取引なんだ。たまたま知ってるんだけどね」

トムが部屋の扉を大きく開き、少しの間、戸口に立ちふさがった。それからあわただしく室内に入ってくる。

「ミスター・ギャツビー!」かれは嫌悪をうまいこと隠しながら大きくて平べったい手をギャツビーにさしだした。「お会いできてうれしく思います。……ニック……」

「冷たい飲み物を作ってきてよ」とデイジーが叫んだ。

トムが部屋を出たところで、デイジーは立ち上がってギャツビーのところまで行き、かれの頭を下に引き寄せ、唇を重ねた。

「分かってるでしょうけど、わたし、あなたのこと愛してる」とつぶやくように言う。

「レディの前ってことを忘れてるんじゃない?」とジョーダンが言った。

デイジーは疑わしげにあたりを見わたした。

「あなたもニックにキスしたら?」

「そんなはしたないことを言うもんじゃありません!」

「知ったことですか!」と言うと、デイジーは暖炉の煉瓦の上でクロッグダンスをはじめた。それからこの暑さを思いだしてばつが悪そうに寝椅子に座りなおしたところにちょうど、こざっぱりとした身なりの子守女が、小さな子どもを伴って部屋に入ってきた。

「大切な、かけがえのないあなた」とデイジーは口ずさむように言いながら、両腕をさしのばした。「おいで、あなたを愛するママのところに」

その子は子守女の手を離すと、一気に部屋を横切り、気恥ずかしそうなようすで母親のドレスにすがりついた。

「大切な、かけがえのないあなた! 黄色い髪にママの白粉がくっつかなかった? ほら立って、みなさんにはじめましてって言ってごらん」

ギャツビーとぼくは身をかがめて、しぶしぶ差し出されてきた小さな手を握った。握手がすむと、ギャツビーはその子をひどく意外そうに見つめていた。それまで、子どもの存在などギャツビーの念頭にはまったくなかったのだと思う。

「わたし、ランチの前に服を替えたの」とせかされたようにデイジーのほうに向き直って言った。

「それはね、ママがあなたをみなさんにお見せしたかったからよ」と言って、皺が一筋走っている小さな首に顔を埋めた。「あなたは夢よ。何にも替えがたいちっちゃな夢」

「うん」と母親の言葉を落ちついて受け入れる。「ジョーダンおばさまも白いドレスに着替えたの」

「ママのお友達のこと、気に入ってくれた?」デイジーは周囲を見まわし、その結果、ギャツビーと顔を見合わせることになった。「立派なひとたちだと思わない?」

「パパはどこ?」

「この子、父親には似てないのよ」とデイジーが説明する。「わたしに似てる。髪の色も、顔かたちもわたし譲りね」

デイジーは寝椅子に座り直した。子守女が前に一歩踏み出し、手を差し出した。

「いきましょう、パミーお嬢さま」

「バイバイ、スイートハート!」

一度、後ろ髪引かれるような眼差しで振りかえると、しつけのよいその子は子守女に手を引かれて部屋から出て行った。と、トムが、目一杯入れられた氷がからからと音を立てている4杯のジン・リッキー(ジンのソーダ割りにライムを沈めたカクテル)を背後に従え、入ってきた。

ギャツビーが自分の分のグラスをとりあげた。

「これは確かに涼しそうですね」と緊張の色もあらわに言う。

ぼくらは時間をかけ、むさぼるようにそれを飲んだ。

「どこで読んだか忘れてしまったが、太陽は年々熱くなっているらしいね」と、トムが陽気に言った。「そのうち地球はそのうち太陽に飲みこまれて――いや、ちょっと待て――反対だ――太陽は年々冷たくなってるんだ」

それからギャツビーに向かって提案する。「外においでになりませんか、見ていただきたいところがありまして」

ぼくはかれらと一緒にベランダに出た。熱気に凪いだ緑色の海峡を、小さな手漕船が1艘、風を求めて海へと向かい、ゆっくりと進んでいく。ギャツビーはちょっとの間それを目で追い、やがて、片手をあげて湾の向こうを指し示した。

「私はあなたがたのちょうど真向かいに住んでおります」

「そうなりますね」

ぼくらはバラの花壇から熱のこもった芝生へ、そこからさらに海岸沿いに並ぶ、真夏の草深いごみ捨て場へと視線を走らせた。ゆっくりと、ボートの白いウイングが青く涼しげな空の最果てに向かい動いていく。その先の波打つ海には祝福された島々とが所狭しと詰めこまれている。

「あれはいい運動になりますよ」とトムはうなずきながら言った。「1時間ほどあいつと外に出てきたいものです」

ぼくらは、熱気払いに暗くされているダイニング・ルームでランチをとり、どこか神経質な陽気さを振りまきながら、よく冷えたエールを飲み交わした。

「今日の午後はわたしたち、どう過ごそう?」とデイジーの悲鳴に近い声。「それから明日も、これからの30年間ずっと」

「よしてよ、鬱っぽいのは」とジョーダン。「秋になって過ごしやすくなればいつだって新しい日々の再スタートを切れるんだから」

「だってこんなに暑いんだもん」といまにも泣き出しそうなようすだ。「それに、何もかもがこんがらがっちゃって。みんなでニューヨークに行こう!」

デイジーの声は暑さと激しく戦いながら、ついにはそれを打ち負かし、無意味な発言を形あるものに変えてみせた。

「馬小屋をガレージに仕立てた話は聞いたことがありますが」とトムがギャツビーに言っていた。「ガレージを馬小屋に仕立てたのはぼくが初めてでしょうね」

「ニューヨークに行きたいのはだれ?」デイジーがなおも言っている。ギャツビーの視線がふとデイジーに向けられた。「ああ」デイジーは叫ぶように言った。「あなた、涼しそうね」

2人の視線がぶつかり、その場にいるほかの誰をも忘れたかのように、お互いをじっと見つめあう。デイジーは無理に視線を引き剥がし、テーブルに目を落とした。

「あなたはいつだって涼しそう」と、デイジーはくりかえした。

デイジーはギャツビーに愛を告げていたのだ。トムもそう見た。かれは愕然とした。口をほんの少し開き、ギャツビーを見やり、それからデイジーをかえりみた。遠い昔に知っていた人物だということにやっと気づいたといった感じで。

「あなた、あの広告の人そっくりね」とデイジーは無邪気に先をつづけた。「ご存知でしょ、あの広告の人――」

「わかった!」とトムが慌てて話に割りこんだ。「いま心底ニューヨークに行きたくなったよ。さあ――みんなで街に出ようぜ!」

かれは立ち上がった。その瞳がギャツビーと自分の妻の間をせわしなく行き来する。誰一人として動かない。

「行こう!」かれの冷静さに一筋ひびが入った。「どうしたんだよ、いったい? 街に行くってんなら、出かけようじゃないか」